歩行のコツ

歩行
こんにちは!台東区浅草、浅草寺と花やしきの間の静寂な路地に開業しております、Suuuto.浅草2丁目整骨院の細川です。
僕は健康習慣の一つとして、ウォーキングを続けています。以前は週に1、2回程度でしたが、今はほぼ毎日歩くのが習慣です。長年続けられている、僕にとって大切な習慣です。(約18年続いてます)
ウォーキングの理論は様々ですよね。「踵から着地してつま先で蹴り出す」「骨盤を平行にして大股で歩く」「腕を大きく振る」「目線はまっすぐ」など。皆さんは試したことありますか??実際にこれらのポイントを意識しながら歩いてみると、本当に難しいことに気づかされます。もちろん、僕の運動神経と不器用さも影響しているとは思いますが(笑)とにかく疲れるんです!何より、これらの動作を無意識レベルでできるようになるには、相当な訓練が必要だと感じますし、改めて二足歩行の奥深さを実感します。
とは言え、続けないと効果はわからないので、とにかく始めた頃は、「足をこう着いて、腰の位置はキープして、腕はこう動かして…」と、かなり意識して頑張っていました。「いや~、意識してちゃんと運動したぞ!」って、感じの自己満足感です。でも、しばらく続けていくうちに、腰に痛みが出始めたんです(骨盤のあたりに)。「運動しているのになんで??」
と疑問に思いましたが、今振り返れば、原因は色々あったと思います(食事・睡眠など)。でも一番大きかったのは、身体の使い方を意識しすぎて、「自分の身体を心地ちよく動かす」という感覚を全く味わえていなかったことだと思います。普段、疲れ切った身体に無理やり鞭を打って動かせば、当然悲鳴をあげますよね。世間一般で良いと言われていることでも、知識ばかりで頭でっかちになり、身体の声を聞かず、その時の自分に合わないことをしていれば、身体は悲鳴をあげますよね。
そんな18年間の試行錯誤の中で、僕なりに見つけた答えは「心地よく歩く」ことでした。これはウォーキングに限らず、ストレッチや体操など、他の運動にも言えることですが、一生懸命やろうとすればするほど、体に力が入って呼吸が浅くなり、かえって緊張状態を作ってしまうことがあるんです。これでは、身体も脳もぐったりと疲れてしまいます。
人によって合う方法は様々だと思いますが、僕の場合は、「足裏」と「手の小指側」にただ意識を置いて歩くのが、とても心地良いんです。そうすると、自然と腕が後ろに振れて、足の運びもスムーズになり、とても楽に歩けます。
そして、リラックスして動いている「自分の身体の動きの感覚」を、なんとなく感じ取れるようになるんです。これって、ちょっと不思議な感覚です。背骨や肩甲骨、腰の動きなどがじんわりと感じられるんです。「意識して動かす」というより「動きの中で意識が生まれる」という感覚に近いかもしれません。こうして歩くと、心身ともに本当に元気になります!ちなみに僕は、毎朝50分ほど歩いています。歩行時間と朝行う理由は、また次の記事でお伝えできればと思っております。
今回は特に歩行がテーマでしたが、皆さんが日々行っているセルフケアにも是非、「心地よさ」を意識してみてください。最初はなんとなくで良いんです。続けていけば、心も体も元気になっていきますよ。
皆さんの毎日が、活き活きと前向きで明るくなるように心から願っています!